児童指導員とは? 仕事内容・任用資格の取得方法について分かりやすく解説

投稿日:2021-05-13
執筆/編集:

【こんな方におすすめ】
・児童指導員に興味をお持ちの方
・児童指導員の仕事内容を知りたい方
・児童福祉分野で働きたい方

児童の教育や福祉に携わる仕事のひとつに、児童指導員という職種があります。では、実際の仕事内容や働く場所がどんなところかをご存じですか?

また、実際には「児童指導員」という資格はありません。そのため、どのような条件を満たせば名乗ることができるのか分からないと困っている方もいるでしょう。

そこで今回は、児童指導員の仕事内容や任用資格の取得方法について分かりやすく解説します。

児童指導員とは?

児童指導員は、障害のある子ども達の生活のサポートや、児童福祉施設にて家庭の事情で支援が必要な子供に対し、社会で暮らしていくための訓練を実施します。
これらの児童が利用する児童福祉施設にはいくつか種類があります。児童指導員は、先生として、時に親代わりになって、子ども達が将来社会生活を送れるように支援します。

どんな職場でも、児童相談員は、児童が将来自立した生活が送れるように成長を助け、社会に順応できるような環境づくりを行う役割を担っています。

児童指導員の仕事内容

それでは、具体的に児童相談員の仕事内容を見ていきましょう。

個別支援計画に基づいて子供たちの生活をサポート

児童福祉施設を利用する児童には、それぞれ個別支援計画を作成し、この計画に基づいて生活のサポートを行います。個別支援計画は、児童の成長のために何が必要なのか、どうやってサポートしていくのかが記載されており、目標と期限を決めて実施していきます。

例えば、規則正しい生活リズムを身に付けたり、きちんと挨拶が出来たり、礼儀を守れたりといった、社会生活を送る上での基本を教えます。障害によって日常生活の動作が難しければ、改善のための訓練もします。

さらに、学習の手助けや、集団生活が送れるように訓練していったりもします。時には児童と一緒に遊んだり、相談に乗ったりしながら関係性を築き、心のケアも行います。

事務作業、送迎等

児童指導員は、児童やその家族と直接関わる仕事がメインとなりますが、その他の仕事もあります。
児童の様子や個別支援計画の実施について活動記録を作成したり、通所系の施設は送迎を実施したりします。

児童指導員になるためには

児童指導員になるためには、任用資格の必要性についても気になりますよね。冒頭でもご紹介しましたが、「児童指導員」という種類の資格はありません。ある条件に該当する場合、児童指導員として働くことができます。

児童指導員任用資格とは

児童指導員として働くには、いくつかの条件のうちいずれかに当てはまる必要があります。条件を満たすと児童指導員任用資格があると認められ、働きはじめてから児童指導員を名乗ることができます。

児童指導員任用資格の取得方法

児童指導員任用資格を得るには、いくつかの方法があります。ここでは、主な方法について解説します。

  1. 大学、大学院(専門学校)を卒業する
  • 4年制大学の社会福祉学、心理学、教育学、社会学部を卒業
  • 大学院にて社会福祉学、心理学、教育学、社会学の研究を行い卒業
  • 厚生労働大臣の指定する児童福祉施設の職員を養成する学校か、その他の養成施設を卒業する

上記にあるように、指定の学校を卒業すると卒業証書と成績証明書の確認をもって任用資格が得られます。

2. 資格を取得する

  • 小・中・高の教員免許、社会福祉士、精神保健福祉士のいずれかの資格保有者

教員免許や、社会福祉士、精神保健福祉士の資格を持っている場合、厚生労働大臣または都道府県知事の認定を受けると児童指導員任用資格が得られます。

3. 実務経験を満たす(下記のいずれかに該当する場合)

  • 高等学校を卒業した者であって、2年以上障害福祉サービスに従事する
  • 3年以上障害福祉サービスに従事した者であって厚生労働大臣または都道府県知事が適当と認定する

高等学校あるいは中等教育学校を卒業している場合、上記の実務経験を満たすことで児童指導員任用資格が得られます。

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児童指導員として働ける職場・就職先

それでは児童指導員として働ける職場について見てみましょう。

児童養護施設

親の病気や事故、災害など、何らかの事情により保護者がいない場合や、虐待による保護など、養護の必要性がある児童が入所する施設です。おおむね18歳までの児童が入所しており、共同生活を送りながら、健やかな発達の支援と自立に向けたサポートを行います。

児童発達支援施設

障害のある未就学児が通所して利用する施設です。福祉型と医療型の2種類があります。日常生活で必要な基本的な動作を身に付けたり、集団生活に適応できる能力を育んだりします。

障害児入所施設

障害のある児童が入所し利用する施設です。こちらも福祉型と医療型の2種類があります。福祉型では、必要な介護を受けながら日常生活に必要な動作、能力の維持・向上を図ったり、コミュニケーションが図れるように支援したりします。

医療型では、福祉型の支援に加えて、病気の治療や看護・介護も行われます。

放課後等デイサービス

小学生から高校生まで(一部は20歳まで)が通所利用できる施設です。児童発達支援センターとの違いは対象年齢にあります。放課後や休日、夏休み・冬休みといった長期休暇に通所し、日常生活に必要な動作を身に付けたり、学習のサポートをするなどの役割があります。

児童指導員のメリット、やりがい

児童指導員は、障害のある児童や何らかの事情により家庭での生活が困難な児童に関わるため、大変な事もあります。しかし、そのぶんやりがいの大きい仕事です。

関わった児童の成長を感じたり、信頼関係が築けたと実感した時など、喜びを得る場面はたくさんあります。特に、児童福祉に貢献できる仕事に就きたいと考える人にはおすすめです。

まとめ

児童指導員は、児童だけではなくその家族もサポートすることができます。個性豊かな児童を相手にする仕事であるため、毎日予想外のことも起こるかもしれませんが、やりがいのある仕事です。

近年では、子育て支援に関するニーズがとても高まっており、まだまだ不足していると感じている方も少なくありません。これからますます需要が高まる仕事と言えるでしょう。

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